第58回大会(川崎)
[2023.11.30 update]
第58回大会開催報告
第58回大会は、2023年11月17(金)〜19日(日)の3日間、川崎市の明治大学生田キャンパスにて開催されました。初日の開始直前、ちょうど参加者の方々が集まり始める時刻に激しい雨となりましたが、午後には雨も上がり、2日目以降は会場から丹沢越しに富士山も望める晴天となりました。相互連携活動による他学会からの参加者を含め、参加者総数は259名と、過去最多人数を記録しました。今回はzoomを介したオンライン配信(ポスター発表を除く)を行いましたが、発表はすべて対面で行い、オンライン参加者は7名でした。シンポジウムと特別講演は、学生会員はもちろん、一般会員も大きな刺激を受ける大変素晴らしいものでした。また、一般講演も高いレベルであり、闊達な議論が行われました。ご参加いただきました皆様には、心より感謝致します。
学会からの各賞受賞者は以下の通りで、大会2日目の授与式において鈴木会長から授与され、引き続いて受賞講演が行われました。
学会賞
野村 崇人(Nomura Takahito):宇都宮大学・バイオサイエンス教育研究センター
テルペノイド系植物ホルモン生合成経路におけるシトクロムP450の機能解析に関する研究
奨励賞
福井 康祐(Fukui Kosuke):東京理科大学・理一
オーキシン代謝阻害剤ならびにストリゴラクトン・カリキン受容体アゴニストに関する化学生物学的研究
なお、懇親会には174名(うち、学生80名)の皆さんにご参加いただき、大盛況のうちに会を終えることができました。懇親会では明治大学黒川農場で採れた新鮮な野菜のサラダとピザ、黒川農場における農学部学生実習で生産されたサツマイモ(紅あずま、黄金千貫)で醸造した芋焼酎(醸造は鹿児島)、神奈川県と近郊の町田市・青梅市の地酒、生田の地でしか手に入らない勝沼産のワインなどが提供されました。
企業からの参加者同士で親睦を深めていただく「賛助会」と、当学会にご協力いただいている企業の皆様と学会に参加した学生の親睦の機会として「企業説明会」を今大会でも開催いたしました。参加企業は下記の通りです。参加企業数は7社、参加学生数は57名でした。
・参加企業:石原産業(株)、クミアイ化学工業(株)、三井化学クロップ&ライフソリューション(株)、日産化学(株)、住友化学(株)、日本農薬(株)、(株)エス・ディー・エスバイオテック
今大会は以下の企業・団体の皆様方のご支援を受けました。あらためて、御礼申し上げます。
・広告(掲載順):(株)エス・ディー・エスバイオテック、日本農薬(株)、アジレント・テクノロジー(株)、(株)エービー・サイエックス、理科研(株)
・飲料提供:森永乳業(株)
・野菜提供協力:明治大学黒川農場
・焼酎提供:明治大学農学部
優秀発表賞・企業推薦賞の受賞者は次の通りです。おめでとうございました。なお、次回第59回大会は静岡市清水文化会館マリナートにて開催されます。会期は2024年10月31日(木)~11月2日(土)の予定となっております。多くの方々のご参加を期待しております。
優秀発表賞(対象91件中6件、一般講演座長を務めて頂いた14名の投票により選出)
019 植物プロゲステロン及び受容体候補AmPRの環境ストレス耐性における機能発現機構解析
◯衣笠 有夏(Kinugasa Yuka)1, 山上 あゆみ1, 大坊 りら1, 上林 綾加2, 3, 嶋田 勢津子2, 飯野 真由美2, 作田 正明3, 浅見 忠男4, 横田 孝雄5, 中野 雄司1
(1京大院・生命, 2理研・CSRS, 3お茶大院・創成科学, 4東大院・農学, 5帝京大・バイオ)
051 fasオペロンが作り出すサイトカイニン様化合物の機能解析
◯吉野 実花(Yoshino Mika)1, Alicia Surjana1, 小嶋 美紀子2, 幸木 謙典1, 西川 俊夫1, 榊原 均1,2
(1名大院・生命農, 2理研CSRS)
052 Leafy gall形成を引き起こす植物病原菌におけるFAS1の役割とその産物に関する研究
〇宮田 和輝(Miyata Kazuki)1, Alicia Surjana1, 小嶋 美紀子2, 幸木 謙典1, 西川 俊夫1, 榊原 均1,2
(1名大院・生命農, 2理研CSRS)
096 キサントキシン類縁体の生物活性とABA2機能解析によるABA生合成経路再考
◯小笹 祐吏(Ozasa Yuri)1,佐藤 光羽2,岡本 昌憲3,大西 利幸2,4,竹内 純2,4,轟 泰司2,4
(1静大院・総技研・農,2静大・農,3宇都宮大・バイオ,4静大・グリーン研)
109 未知のシグナル分子に対する寄生植物の根の反応
〇林 万理奈(Hayashi Marina)1, 木下 俊則2, 三城 恵美1, 土屋 雄一朗1
(1名大院・ITbM, 2名大院・生命)
111 植物病原菌が生産するストリゴラクトン様活性分子の探索
〇鈴木 泰輝(Suzuki Taiki)1, 松浦 英幸2, 北岡 直樹2, 都築 玄武2, 来馬 道生1, 西山 康太郎1, 瀬戸 義哉1
(1明大院・農, 2北大・農)
企業推薦賞(対象114件中1件、参加者のうち企業関係者の投票による選出)
055 エッセンシャルオイルを植物免疫活性化剤として利用したトマトの害虫防除技術の開発
〇金子 瑛紀 (Eiki Kaneko)1, 中原 瑠香1, 松井 健二2, 有村 源一郎1
(1東理大院・生命工, 2山口大・農)
[2023.11.8 update]
第58回植物化学調節学会の大会プログラムを公開しました。下記リンクよりダウンロードしてご活用ください。要旨集につきましては、会員マイページにログインいただくとダウンロードできます。合わせてご活用ください。
大会プログラムダウンロード
[2023.9.12 update]
9/11(月)を持ちまして、早期割引による参加登録および発表要旨の登録を締めきりました。本日より通常料金での参加受付を開始いたします。なお、賛助会員の無料招待券を利用しての参加登録、冊子版要旨集の予約販売につきましては10/20が〆切となります。
本日8/1より植物化学調節学会第58回大会の参加登録を開始いたしました。
参加登録サイトより登録をお願いいたします。下記リンクの大会概要にもありますように9/11(月)までは早期割引が適用されます。
また、発表を希望される方は、登録時の自動返信メールに要旨登録サイトのアドレスが記載されておりますので、そちらから9/11(月)までに要旨を登録してください。
ふるってのご参加をお待ちしております。
大会概要(PDFファイル)
開催日時;2023年11月17日(金)~19日(日)
開催場所;明治大学生田キャンパス(神奈川県川崎市)