近内誠登氏(宇大)が瑞宝中綬章をご受章

近内誠登氏（宇都宮大学名誉教授）が春の叙勲で瑞宝中綬章を受章されました。
これは先生の４０年にわたる雑草防除学の教育・研究における功績と業績に対するものです。
先生の受章を心よりお喜びしたいと思います。
先生は、昭和７年福島県にお生まれになり、宇都宮大学農学部農芸化学科をご卒業後、イハラ農薬株式会社研究所に勤務、昭和４３年１月より宇都宮大学農学部の講師になられました。
その後、北海道大学より農学博士の学位を授与され、昭和５１年に同大学農 学部教授になられました。
昭和６０年には「選択的植物制御に関する研究」の題目で第１回植物化学調節学会賞を受賞されています。
昭和６２年より竹松先生の後を継いで同大学農学部附属雑草防除研究施設長を併任、 平成３年より同施設が改組転換された雑草科学研究センターの初代センター長を兼務され、平成１０年に同大学を停年退職されました。
この間先生は、４０年の永きにわたってわが国はもとより世界の農業における労働力削減のために一貫して雑草の防除研究に従事され、効率的で環境に優しい新規除草剤の開発と国内外 における雑草科学の普及、啓蒙に尽されました。
先生は平成１０年には紫綬褒章も受章されています。
また、当学会などの推薦により日本学術会議第１８期会員（平成１２年ー１４年）も務められ、当学会の学術活動にも大きな貢献をされています。

慶事

弔事